めぐるについて

◆めざす未来の状態(ビジョン)

地域の足りないシゴトに、みんなが参画する未来をひらく。

◆めぐるが果たす役割(ミッション)

地域の“志金”が地域でめぐる「お金の地産地消」をデザインする。


人口減少や高齢化のさらなる進展に伴い、財政難による行政サービスの大幅な不足が懸念されるなか、住民自身が地域の社会課題解決に挑んでいくことが、今後ますます重要になってきます。

めぐるは、地域の人たち自らの挑戦を応援するために、「お金」と「人のつながり」が地域でめぐる仕組みを、全国各地で育みます。


事業内容(アクション)

めぐるは、団塊の世代が80歳を超える2030年までに、地域の社会課題解決に挑むすべての人と組織が、地域の金融機関から「借り物競争(※)」できている社会をめざして、以下のアクションに取り組んでいます。

※地域の社会課題解決に自分たちだけで挑むのではなく、他の人や組織を巻き込み、自分たちに足りない資金や資源を借りること

◆1.NPO・ソーシャルビジネスの「事業化」「制度化」支援

地域の社会課題解決に挑むNPOやソーシャルビジネスの事業は「社会を変える」手段ととらえ、「社会を変える」計画(※)と“志金”調達計画を策定し、継続的な支援者をともに募ります。

※「社会を変える」計画をつくる10のポイント

(1)「ビジョン」「ミッション」は何ですか?

(2) 誰が困っていますか?

(3) 何に困っていますか?

(4) なぜ困っていますか?

(5) 自団体の「強み」「弱み」、外部環境の「機会」「脅威」は何ですか?

(6) 解決に取り組む先行事例には何がありますか?

(7) 誰と解決に挑む必要がありますか?

(8)「1年後」「5年後」に何をどこまで変えていますか?

(9) 来年度は何に挑みますか?(アクション)

(10) そのアクションにはいくらかかりますか? そのお金をどう調達しますか?

◆2.行政/コミュニティ財団等の「基盤強化」支援

NPO・ソーシャルビジネスの成長を育む行政やコミュニティ財団等が、“成果志向”の資金支援や伴走支援、社会的価値の「見える化」に挑み続けられる体制をともにつくります。

【これまでの主な取り組み】

●名古屋市「『目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金』の広報・PRのあり方に係る調査・検討・助言業務」

●熊本県新型コロナウイルス対応緊急支援協議会「熊本県新型コロナウイルス対応緊急支援助成」プログラムオフィサー

●認定NPO法人まちづくりスポット「飛騨コミュニティ財団(仮称)設立事業に関する助言業務」

公益財団法人新潟ろうきん福祉財団「休眠預金等活用法に基づく資金分配団体公募申請に関する支援業務」

一般財団法人犬猫生活福祉財団「ファンドレイジングに関する助言業務」

社会福祉法人群馬県共同募金会「ファンドレイジングに関する助言業務」

【「コミュニティ財団等」での代表・木村の講師実績(五十音順)】

愛知県共同募金会、アカツキ、あきたスギッチファンド、茨城NPOセンター・コモンズ、愛媛県共同募金会、環境再生保全機構、京都地域創造基金、国際協力機構、コモンズ投信、佐賀未来創造基金、女性・市民コミュニティバンク、真如苑、杉浦記念財団、セブン-イレブン記念財団、ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京、地域創造基金さなぶり、ちばのWA地域づくり基金、デンソー、東京CPB、トヨタ財団、長野県みらい基金、名古屋市社会福祉協議会、名古屋中ロータリークラブ、新潟ろうきん福祉財団、日本財団、日本NPOセンター、パナソニック、ピースバンクいしかわ、東浦町社会福祉協議会、ふじのくに未来財団、未来バンク事業組合、みらいファンド沖縄、みんなでつくる財団おかやま、もやいバンク福岡、ゆずり葉など多数。

◆3.地域金融機関の「ソーシャル化」支援

地域の社会課題解決を志す地域金融機関が、ソーシャルビジネスへの融資や本業支援を実践するために、支援メニュー開発や共通価値の創造を担う人材育成にともに取り組みます。

地域金融機関の「ソーシャル化」支援に関するこれまでの取り組みは、こちらのPDFをご覧ください。

【「地域金融機関」での代表・木村の講師実績(五十音順)】

愛知県信用農業協同組合連合会、岐阜信用金庫、九州フィナンシャルグループ、近畿労働金庫、十六銀行、商工組合中央金庫、西武信用金庫、瀬戸信用金庫、全国信用協同組合連合会、全国労働金庫協会、第一勧業信用組合、第二地方銀行協会、中央労働金庫、東濃信用金庫、東海労働金庫、東京都信用金庫協会、東北労働金庫、新潟県労働金庫、日本政策金融公庫、飛騨信用組合、労働金庫連合会など多数。


協働先

めぐるは、「お金の地産地消」をデザインするために、さまざまなパートナーと各地で協働しています。


役員紹介

◆代表 木村真樹(きむら・まさき)

凸と凹」運営責任者/西武信用金庫 ソーシャルビジネスアドバイザー/金城学院大学 非常勤講師/JPBV ソーシャルビジネス支援分科会リーダー/日本評価学会 認定評価士/日本ファンドレイジング協会 認定ファンドレイザー認定講師

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1977年愛知県名古屋市生まれ。静岡大学卒業後、中京銀行勤務を経て、A SEED JAPAN事務局長やap bank運営事務局スタッフなどを歴任。

地域の“志金”が地域でめぐる「お金の地産地消」を推進したいと、2005年にコミュニティ・ユース・バンクmomo、13年にあいちコミュニティ財団を設立。NPOやソーシャルビジネスに対する年間4,000万~5,000万円の資金支援と、500名を超えるボランティアとの伴走支援に取り組む。

両団体を卒業後、19年1月にめぐるを設立し、全国各地で「お金の地産地消」をデザインするチャレンジを開始。同年7月、“志金”循環の新たな仕組み「凸と凹(でことぼこ)」をリリース。

著書に『はじめよう、お金の地産地消――地域の課題を「お金と人のエコシステム」で解決する』(英治出版)がある。

⇒代表プロフィール等・事業内容のPDFはこちらよりダウンロードいただけます。