【レポート】凸と凹「マンスリーサポートプログラム」登録先向け集合研修vol.35を開催しました
●日時:2025年12月16日(火) 10:00~12:00
●場所:オンライン開催
●講師:北川雄史さん(社会福祉法人いぶき福祉会 専務理事)、篠田花子さん(一般社団法人ヒトノネ 代表理事)
●テーマ:寄付つきプロジェクトで地域を巻き込む~ぎふハッピーハッピープロジェクトの取り組み~
※参加者数16名、平均満足度9.42点(10点満点)
凸と凹「マンスリーサポートプログラム」登録先向けの「集合研修」35回目を、オンラインで開催しました。
北海道、群馬、新潟、愛知、岐阜、滋賀、京都、大阪、福岡、熊本をつなぎ、16名の方にご参加いただきました。
今回の集合研修は、いぶき福祉会の北川さん、ヒトノネの篠田さんをお招きし、寄付つきプロジェクトで地域を巻き込む取り組み「ぎふハッピーハッピープロジェクト」をご紹介いただきました。
ぎふハッピーハッピープロジェクト(GHHP)とは?
企業と福祉団体が協力して「寄付つき商品・サービス」を開発・提供し、売上の一部を社会貢献活動の資金として寄付するプロジェクト。
岐阜市内の4つの福祉団体が参画している。Win-WinではなくHappy-Happyという価値観を大事にしたいと思っている。
寄付つき商品は、市民も無理なく参加できる取り組みである。
何かいいことができたらいいなと考えている事業者はたくさんいる。
2020年のガバメントクラウドファンディングを活用して、プロジェクトの立ち上げを行った。
152名から2,731,900円の寄付を集めた。
年1回の活動報告会がポイント
活動報告会を年1回開催しており、新たに参加した企業とは覚書調印、継続して参加している企業とは目録贈呈を行っている。
岐阜市のふるさと納税でプロジェクト立ち上げの資金を集めたことから、「活動報告会」は毎年、岐阜市長立ち合いのもと開催している。
市長と一緒に写真が撮れること、地域の人にPRできること、プレスリリースがメディア掲載されることが事業者の方にとって、すごく価値がある。
2025年度は「ハッピーハッピーウィーク」として6日間のイベントを開催。
企業さん同士のつながりの場にもなっていて、異業種交流会のような場になっている。
ヒトノネの活動紹介&GHHP参加で得られていること
ユースセンターを運営している。
地域の人に来てもらって、子どもたちとナナメの関係をつくっている。
企業に呼びかけて、職場見学や職場体験を実施している。
企業によっては採用に直結するようなケースもあり、子どもたちにとっては視野を広げる経験になる。
ヒトノネはまだ小さな団体なので、対外的なことはほぼ一人で活動している。
孤独になっていくので、他の福祉団体と切磋琢磨できるのが励みになる。
ヒトノネの参加法人募集のポイント
岐阜信用金庫さんと提携しており、SDGsに取り組みたい企業をつないでもらっている。
ヒトノネの活動を紹介する際、伝えることを絞り込む(ユースセンターと不登校の問題)ことにより、伝わりやすくなったと感じている。
企業からすると、高校生(就職の一歩手前)は身近な存在であるため。
現在7社との寄付つきプロジェクトがある。
「こういう企画を待っていたんだよ」という声を企業からもらうことが多い。
Q&A紹介
Q:寄付してくださっている企業、どこに共感して寄付してくださっている?
A:社会にいいことをしたいと思っている方が多く、GHHPがそのきっかけになったという企業が大半。すでに何らかのつながりがある企業がほとんど。
Q:企業とどのように寄付つき商品をつくっていった?
A:仕組みだけ説明して、相手方から提案があることが多い。BtoCに限らず、BtoBの企業も多い。ピザ屋さんが寄付つき商品をつくった際は、「社会課題をより多くの方に知ってほしいから、一番の売れ筋商品にしたい」という声から、最も人気のマルゲリータが寄付つき商品になった。
Q:事務局が大変ではないか?
A:メールやチャットでやり取りすることが多いが、GHHPのためではなく、日常的にいろいろなやり取りをしている企業が多いため、それほど負担にはならない。
最後に、アンケートで回答いただいた参加者の声から、印象的だったものをご紹介します。
●企業側がNPO等と寄付つき商品をつくることのメリットを学びました。具体的には、会社として社会貢献活動となること、社員教育の一環になること、新たなマーケットの開発となること。
●企業の社会貢献したいニーズとハッピーハッピープロジェクトがうまくマッチして、無理なく寄付を集められる仕組みになっていると改めて感じた。また、ヒトノネさんのような、まだ創業間もない団体も、いぶきさんと取り組むことで地域での知名度も高まり、両団体に相乗効果があり、本当によい仕組みだと思った。
●「寄付つき商品をつくる!」と意気込んでつくられたというよりは、普段からの地域の付き合いの中で自然とそのような取り組みになっている、というのが参考になりました。やはり普段からの顔の見える関係をいかにつくっておくのが大切か、ということを学ばせていただきました。
次回の集合研修は「仮想理事会」の回で、NPO法人ゆめのめをホスト役に、2026年1月に開催予定です。
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