【レポート】凸と凹「マンスリーサポートプログラム」登録先向け集合研修vol.28を開催しました
●日時:2025年1月27日(月) 10:00~12:00@オンライン
●参加者:12名/いぶき福祉会、Chance For All、コクレオの森、わくわーく、ソルウェイズ、ウィメンズ・フォーラムくまもと(ホスト)、こども未来、あんしん、Since
1月27日(月) に行った「仮想理事会」では、私どもの団体が今回テーマとした「資金の確保と内部体制の強化」について、参加団体のみなさんからさまざまなご意見をいただきました。
一般社団法人ウィメンズ・フォーラムくまもとは、有限会社ミューズプランニングで行ってきた社会的な活動を継続していくために立ち上げた組織です。
主に、熊本地震の被災地である益城町を拠点として、ひとり親家庭の支援や、まちづくりに携わる女性リーダー育成事業など、男女共同参画に関する事業を行っています。
【現状】
資金面では、一昨年にクラウドファインディングを実施。「くまもとシェアステーションプロジェクト」として、ひとり親家庭の学習支援、地域食堂、フードパントリー、夏休みの子ども預かり、親子カフェ(就労相談・生活相談)などを行ってきた。
その後も助成金を活用して、頻度や受入人数には限りがあるが、事業を継続している。
体制としては、理事4名、ミューズプランニングのスタッフ、地域の有償ボランティア3~5名。
熊本地震の後にも新型コロナなど厳しい状況が続き、現在も物価高騰により、ひとり親世帯の経済的な困窮は続いている。
ゆとりがなく負の連鎖に陥っているといった社会課題が解決していないと思われる。
団体としては、事業を充実させたい気持ちはあるが、ここに十分な人員を割けず、体制の強化ができていないことから、とにかく細々とでも継続していくのが精一杯という現状。
課題の解決に向けて、現時点で自分たちができることは何だろうか、このままでよいのか…など、今後の活動にやや迷いも生じてきている。
【みなさんからのご意見】
「他の団体と連携し、中間支援としての立場でやっていけばいいのでは?」
「社団の事業は別にやらなくてはいいのでは? 自分なら、力量と体力が自分たちの組織にあるのか? で運営を決める気がする。」
「学童や第三の居場所事業などを行っては?」
⇒すでに検討したが実施に至らなかった。
「本体事業でスタッフが割けないのであれば、8時間勤務のうち1時間は従事するなど、参加の工夫はしているのか? 手を挙げたくても挙げられないスタッフはいる?」
⇒プロジェクト制にして取り組んだこともある。参加意思がある人もいれば、現場に来ない(来れない)人もいる。
「活動が違うのであれば分けては? やりたいことの妨げになっているのではないか?」
「スタッフの話を聞き出せるように、みんなで旅行やおいしいものを食べて楽しいこと、ビジョンの共有する場があるといいのでは。社員旅行を2泊3日でやる知り合いの事業所もある。」
「社員への説明は丁寧に行っていると思うが、活動の発信ができていない。」
【あなたが当団体の役員なら、何に取り組みますか?】
・人を動かすのはエピソード。そういう話を聴け、活動への見通しが立てると参加につながるのではないか。
・いぶき福祉会さん:ソーシャルキャピタル「おたがいさま」と言える関係をどうつくっていけるか、「おたがいさま社会」とはどういう形なのかを考えて動いている。月1回の「えんがわマルシェ」では、障がいのある利用者×こどもたちの場→こどもの価値観が変わっていく、お世話される障がい者ではない立場になれる。
・支援センターあんしんさん:にもプロジェクト https://deco-boco.jp/projects/view/70
地域の困りごとの解決を事業化する。お金になるものを洗い出して人を割く。単独で収益化できるものがあれば。
・ソルウェイズさん:女性が輝くという視点は仕事だけではないと思う。ひとり親の方のこどもを出張中に預かり、母親が出張先を楽しんでくることでも輝く。
・めぐる木村さん:先日、ピースウィンズ・ジャパンの大西代表とお会いした際、NPOの役割は「狂うこと」と言っていた。企業や行政は狂えない。夢を自信を持って語ることは大切。
【今後は】
いいエピソードをたくさん伝えていくこと。
活動の発信を怠らないこと。
地域のニーズを探ること。
スタッフとの意思確認・意思疎通を行うこと。
たくさんのご意見、本当にありがとうございます。
自分たちのやりたいことを、スタッフと、地域のみなさんと一緒に考えていきたい。
文責:内田美香(ウィメンズ・フォーラムくまもと)
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