【レポート】凸と凹「マンスリーサポートプログラム」登録先向け集合研修vol.27を開催しました
●日時:2024年12月16日(月) 10:00~12:00
●場所:オンライン
●講師:山北洋二さん(一般社団法人全国レガシーギフト協会 共同代表)
●テーマ:遺贈寄付のはじめの一歩
凸と凹「マンスリーサポートプログラム」登録先向けの「集合研修」27回目を、オンラインで開催しました。
北海道、新潟、群馬、愛知、岐阜、石川、大阪、福岡、熊本をつなぎ、13名の方にご参加いただきました。
今回の講師の山北洋二さんは、大学時代に交通遺児育英募金に参加したのが縁で、1972年に財団法人交通遺児育英会に就職。
91年の全遺児対象のあしなが育英会の発足時には、初代事務局長に就任されました。
あしなが運動のファンドレイジングの経験が非営利団体の役に立てればと、2011年に日本ファンドレイジング協会の理事に就任。
14年からは全国レガシーギフト協会で、地域の遺贈寄付を地域で活用する「遺贈寄付の地産地消」を伝え、遺贈寄付の推進にかかわられています。
今回は「遺贈寄付の基本のき」をテーマに、遺贈寄付とは何か、遺贈寄付の関心が社会的に高まっていること、相続の意識の変化、「おひとり様」の増加、遺贈寄付が広がらない理由と広がる可能性等についてお話いただきました。
その後、遺贈寄付を受け入れるステップとして、遺贈寄付を集めたい団体がどんな準備をしたらよいかについて、細かなステップで必要な事項を丁寧にご紹介いただきました。
遺贈寄付に関心を持っている方が多く、講演後にはさまざまな質問が寄せられ、参加者の学びが深まる時間となりました。
ご自身のあしなが育成会での経験を踏まえて、「困ったら勉強できるチャンス。困ったら相談すればOK」という山北さんの言葉が印象に残っています。
研修終了後に参加者のみなさんから回答いただいた「気づきや学び、感じたこと、印象に残ったこと」の一部をご紹介します。
「遺贈寄付を始めていきたいです。田植えをしないと稲が育たない。思いを大切にして、受ける。」
「とても勉強になりました。まずはスタートしてから考えるでいいんだな、ということがわかったのが大きかったです。」
「任意団体でも受け入れできるという言葉が印象的かつ希望を持てるお話でした。また、士業の専門家や不動産関係とのつながりがまったくないので、関係づくりの必要性を感じました。」
「事務局での対応や方針決定について気になっていたので参加できてよかったです。寄付者や相談者への配慮だけでなく、担当するスタッフのケアも重要になるというお話が印象に残っています。」
次回の集合研修は「仮想理事会」の回を、一般社団法人ウィメンズ・フォーラムくまもとをホスト役に1月開催予定です。
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