【レポート】凸と凹「マンスリーサポートプログラム」登録先限定の集合研修vol.6を開催しました

●日時:2021年5月18日(火)10:00~15:00

●場所:オンライン


凸と凹「マンスリーサポートプログラム」登録先限定の「集合研修」第6回をオンラインで開催しました。

宮城県、東京都、岐阜県、愛知県から13名の方にご参加いただき、NPO法人Chance For All(以下、CFA)にホスト役を務めていただきました。


第1部では、本プログラムのアドバイザーである高野達成さん(英治出版株式会社 取締役・編集長)に、英治出版が「情報発信」をどうとらえて出版に取り組んでいるかをお話いただきました。

NPOなどのソーシャルセクターでは、寄付への見返りとして「情報」が大切な役割を果たしていますが、「専任の職員が置けない」「現場の職員を巻き込めない」など、その発信に苦労している団体をよく見聞きします。

高野さんには情報発信にとどまらず、英治出版で数々の本を手掛けてこられた「組織づくり」の実践についても教えていただきました。


参加者同士でオンラインで交流する「ランチ会」を挟み、午後の第2部は、CFAでファンドレイジングやコミュニケーションを担当する荒金真美さんへのインタビューでした。

CFAで初めて本部職員として雇用された荒金さん。当時CFAは職員を募集していなかったにもかかわらず、転職に結びつけたというエピソードからも、荒金さんの熱量の高さを感じました。

このインタビュー内容は後日、「登録先の志」として『凸と凹マガジン』で紹介させていただく予定です。


そして、最後の第3部はCFAの「仮想理事会」。CFAが現在準備を進めている『年次報告書』の生かし方について、参加者全員がCFAの理事になったつもりで知恵を絞りました。

「支援者として自分がどうかかわれるかわからないと感じることがある。かかわり方を示せるとよいのではないか」「ご支援いただいた企業からはCFAにかかわってよかった声を集めて、掲載できるとよいのではないか」等の提案が出ていました。

「伝えたい気持ちばかりだった。報告書を受け取った人の気持ちや、読み手にどうなってほしいのかを考えていきたい」「目に見える成果を追い求めてしまいがちだった。もう一歩深めていきたい」などの感想を、CFAのみなさんからはいただきました。


研修終了後の「お茶会」も自由参加にもかかわらず、約半数の方が残り、高野さんへの追加の質問や、CFAのお話に感銘を受けたことなどを共有いただきました。


次回の第7回研修は、2021年8月に開催する予定です。

「お金の地産地消」をデザインする:合同会社めぐる

参考:「名古屋市市民活動促進基本方針」(2011年12月)/ 図 資金が地域で回る仕組みのイメージ